DJ-X81で緊急警報放送(EWS)の試験放送受信

緊急警報放送(EWS:Emergency Warning System)とは、緊急警報信号を使用して、待機状態にあるテレビやラジオなどの受信機のスイッチを自動的にオンにして行われる放送です。地震など大規模災害が発生した場合や、津波警報が発表された場合などに放送されます。

私が保有しているALINCOのハンディ広帯域受信機「DJ-X81」は、このEWSの受信機能を持っております(EWS受信設定はNHK-FMの周波数を設定するようになっている)。EWSの受信機能はON/OFFすることができますが、EWSをONにするとEWS受信待機状態になり、電源OFF状態でもEWS受信で自動的に電源が入ってNHK-FMの受信を開始しますが、待機電力を消費するので、バッテリーの持ちがかなり悪くなります。EWSをOFFにするとバッテリーの持ちはかなり良くなります。しかし東日本大震災のことを思い出すと、万が一に備えておいた方が良いと考え、私はEWSをONにしています。幸いにも、今までEWSのお世話になるような事態は発生しておりません。しかしそうなると、このEWS、ちゃんと機能するのか? という疑問も出てきます。実はそれを確認できることが、毎月1回あります。

NHKおよび民放各局では、月1回程度、緊急警報放送の試験信号放送をしています。NHKの場合、毎月1日(1月のみ4日)の11:59-12:00に総合テレビ、ラジオ第1、FM放送で緊急警報放送の試験信号放送をしています。実は今までタイミングが合わなくて、試験信号放送受信による「DJ-X81」のEWSの作動を一度も見たことがなかったのですが、本日4月1日はちょうど土曜日で休みだったので、EWSの作動を確認することが出来ました。「DJ-X81」は電源OFF状態からEWS試験信号放送受信して自動的に電源が入り、LEDが黄色に点灯し、画面に、「TEST」という文字と、設定してあるNHK-FMの周波数が交互に繰り返し表示されました。なお、試験放送による動作確認なので音は一切出ませんでした。これが本番の放送だった場合には、電源OFF状態からEWS信号放送受信して自動的に電源が入り、LEDが白色に点滅し、警報音が鳴り響き、設定してあるNHK-FMの放送受信を開始することになります。

今回は初めて緊急警報放送の試験信号放送を受信して「DJ-X81」のEWSの作動を見ましたが、これはなかなか使える機能だと思います。地震、津波、台風など自然災害の多い日本では、非常に有用だと思います。ですので、緊急警報放送対応の受信機を持っている人は、放送局の試験放送日(NHKは毎月1日)に、緊急警報放送の試験信号放送を受信してEWSが作動するか確認しましょう

なお、「DJ-X81」のEWSをONにしているとバッテリーをかなり消費しますが、「DJ-X81」は付属のバッテリーだけでなく、アルカリ単三乾電池でも駆動するので、乾電池さえ確保しておけば、災害による停電時に力を発揮すると思います。

マルチモードハンディ広帯域受信機 ALINCO DJ-X11

以前からALINCO製カードサイズハンディ広帯域受信機「DJ-X7」、テンキー付きハンディ広帯域受信機「DJ-X81」を持っておりましたが、もっと受信能力が高い受信機が欲しくなり、3月4日にALINCO製テンキー付きマルチモードハンディ広帯域受信機「DJ-X11」を購入しました。

マルチモードハンディ広帯域受信機(ワイドバンドレシーバー)「DJ-X11」はテンキー付きの本格的な受信機で、ALINCO製のハンディ広帯域受信機では最上位機種になります。テンキーで周波数をダイレクトに入力出来ることは「DJ-X81」と同じですが、「DJ-X81」との大きな違いは、2波同時受信が出来ることと、受信可能な電波形式が「AM」、「FM」、「WFM」だけでなく、「CW」と「SSB(USB、LSB)」も追加されていることです。「CW」はモールス通信で使われ、「SSB(USB、LSB)」はアマチュア無線などの電話(音声通信)で使われます。これにより、今までは聞こえなかった通信の受信が可能となりました。また、受信可能周波数も「DJ-X81」は0.1-1300MHzですが、「DJ-X11」は0.05-1300MHzと、少し広くなっております。

既に「DJ-X11」にAORのマグネット基台モービルアンテナ「MA500」を接続して受信を楽しんでおりますが、2波同時受信が可能なので、例えばアマチュア無線の144MHz帯と430MHz帯の呼出周波数を同時に受信する設定にすると、通信を受信するチャンスが非常に多いです。これは本当に便利です。ただ、メインバンドとサブバンドでは受信能力に差異があり、以下のようになっております。

<メインバンド>
受信周波数:0.05-1299.99995MHz
電波形式:オート(自動)、FM、WFM、AM、SSB(USB、LSB)、CW

<サブバンド>
受信周波数:144MHz帯(118-170.995MHz)、430MHz帯(336-469.995MHz)
電波形式:AM、FM

ですので、メインバンドで色々な周波数や電波形式で受信を試みつつ、サブバンドでアマチュア無線の呼出周波数を受信する、という使い方になります。尤も、聖徳太子でも無い限り同時に2波もスキャンして聞き分けるのも大変なので、これで十分実用的と言えるかもしれません(笑)。

今のところ、航空無線(エアバンド)、144MHz帯と430MHz帯のアマチュア無線、AMラジオ放送、FMラジオ放送、海外の短波放送などは受信しておりますが、「CW」のモールス通信や「SSB(USB、LSB)」の電話(音声通信)はまだ受信出来ておりません。近い内に使用周波数をきっちり調べて、受信を試みようと思います。

今年は「DJ-X7」、「DJ-X81」、「DJ-X11」の広帯域受信機3台体制で、色々なアンテナを試しながら無線受信を楽しみたいと思います。

<代表の独り言>
DJ-X11」は「DJ-X81」よりも充電時間が短くて使いやすいです。また、付属のバッテリーパックだけでなく、単三アルカリ乾電池も利用可能ですので、充電する時間が無い時や、充電出来ない災害時などに便利です。

ハンディ広帯域受信機 ALINCO DJ-X81

以前からALINCO製カードサイズハンディ広帯域受信機「DJ-X7」を持っておりましたが、もっと受信能力が高い受信機が欲しくなり、ALINCO製テンキー付きハンディ広帯域受信機「DJ-X81」を購入しました。

ハンディ広帯域受信機(ワイドバンドレシーバー)「DJ-X81」はテンキー付きの本格的な受信機です。テンキーが付いているため「DJ-X7」と比べると二回りくらい大きくなっています。しかしテンキーがあると、周波数をダイレクトに入力出来るため、素早く目的の周波数をチェック出来るので非常に便利です。

通常のアナログ波だけで無く、ワンセグTV音声も聴くことが出来ます。あと、この「DJ-X81」の特筆すべき機能として、EEW(緊急地震速報)やEWS(緊急警報放送)を受信すると自動的に電源が入って、NHK-FMのラジオ放送の受信をすることが出来ます。震災時や非常時に役に立ちそうです。もうひとつ震災時や非常時に役立つ機能として、電源は内蔵バッテリーだけでなく、単三アルカリ乾電池でも駆動可能です。内蔵バッテリーを充電出来ない環境でも乾電池で使えるのは強いと思います。なお、今まで通り、盗聴器が発する電波の発見機能も付いています。なかなかの優れものです。

DJ-X81」と「DJ-X7」を同じ場所に並べて、受信能力の比較を120MHz帯の航空無線(エアバンド)で行いましたが、「DJ-X81」の方が受信能力は高かったです。しかし、「DJ-X7」にワイドバンドハンディーロッドアンテナ ダイヤモンド「SRH789」を装着した場合は、「DJ-X7」の方が受信能力は高くなりました。やはりアンテナの性能も重要ですね。

最近は消防無線、救急無線、鉄道無線、タクシー無線などがデジタル化され、アナログ受信機では受信出来なくなってきており、寂しい限りですが、自宅でも航空無線は受信出来ますし、海の近くに行けば船舶無線、街中では特定小電力トランシーバーの会話も聞こえます。

今年は「DJ-X7」と「DJ-X81」の広帯域受信機2台体制で、色々なアンテナを試しながら無線受信を楽しみたいと思います。

<代表の独り言>
強いて難点を言えば、内蔵バッテリーの充電に10時間掛かること。単三アルカリ乾電池の方が直ぐ使えて良いかもしれません。