広帯域受信用ワイヤーアンテナ(メーカー不明)

最近は受信に必要なアンテナも各周波数帯でだいぶ揃ってきました。もうアンテナはこれ以上いらないかなと思っていましたが、Amazonでメーカー不明の「広帯域受信用ワイヤーアンテナ」を見つけました。大まかなスペックは以下の通りです。

【受信周波数帯】25-1300MHz
【長さ】3m(アンテナ部分は60cm)
【接栓】BNC型

このワイヤーアンテナは、太さ3mm、長さ3mの同軸ケーブルの先端60cmだけ保護被覆(ビニル)と外部導体(網組み銅線)を剥がして、絶縁体(ポリエチレン)に包まれた内部導体(銅線)を出したものです。片側はBNC接栓になっています。一応、窓に貼り付けられるように、吸盤が2個付いていましたが、これは外しました。ALINCOのオールモードハンディ広帯域受信機「DJ-X11A」にこのアンテナを接続して、ベランダでワイヤーアンテナを垂らしたり、手に持って色々な方向に向けて、色々な周波数を受信した結果は以下の通りです。

・AMラジオ放送
 594kHzのNHKラジオ第1:良く聞こえました。
 693kHzのNHKラジオ第2:良く聞こえました。
 810kHzのAFN:良く聞こえました。
 954kHzのTBSラジオ:良く聞こえました。

・短波放送
 方向が合えば聞こえました。

・FMラジオ放送
 80.0MHzのTOKYO FM:良く聞こえました。
 81.3MHzのJ-WAVE:良く聞こえました。
 82.5MHzのNHK-FM:良く聞こえました。

・120MHz帯エアバンド
 方向が合えば聞こえました(128.8MHzの羽田ATISも)。

・150MHz帯国際VHF
 方向が合えば聞こえました。

・アマチュアバンド
 交信がなかったのか確認出来ず。

こんな変なアンテナ(?)で受信出来るのかと思いましたが、予想以上に受信出来ました。ただ、若干の指向性があります。そのため、方向が合えば受信出来ますが、方向が合わないと受信出来ません。あと、今は60cmしかアンテナ部分がありませんが、同軸ケーブル全体の保護被覆(ビニル)と外部導体(網組み銅線)を剥がして、3m全てをワイヤーアンテナ化してみようと計画中です。3mのワイヤーアンテナを別の同軸ケーブルを経由して受信機に接続し、ベランダから垂らしたり、ポールに結びつけて設置し、受信感度がどのように変化するか実験予定です。3mのワイヤーアンテナを作るため、現在、同じワイヤーアンテナをもう1本注文しております。到着が楽しみです。

<代表の独り言>
ただの同軸ケーブルを剥くだけでアンテナになるんですね!

高感度新ダイポール型アンテナ ITAX RTS-858

最近は受信に必要なアンテナも各周波数帯でだいぶ揃ってきました。もうアンテナはこれ以上いらないかなと思っていましたが、楽天市場で「高感度新ダイポール型アンテナ ITAX RTS-858」というアンテナを見つけました。ITAX(アイタックス)という会社の製品のようです。大まかなスペックは以下の通りです。

【受信周波数帯】76-900MHz
【エレメント長】13cm-46cm
【接栓】BNC型

このダイポール型アンテナはハンディサイズで、全長15cm位の直方体のアンテナベース左右に2本エレメント(ロッドアンテナ)が付いており、アンテナベース下部に同軸ケーブルを接続するためのBNCコネクタが付いているものです。アンテナベース上部にはぶら下げるためのフックが付いています。エレメントは伸ばしたり、角度を変えたり出来るので、V字型、逆V字型、そして水平にすることが出来ます。ALINCOのオールモードハンディ広帯域受信機「DJ-X11A」にこのアンテナを接続して、ベランダでアンテナベースを手に持って色々な方向に向けて、色々な周波数を受信した結果は以下の通りです。

・AMラジオ放送
 594kHzのNHKラジオ第1:良く聞こえました。
 693kHzのNHKラジオ第2:良く聞こえました。
 810kHzのAFN:良く聞こえました。
 954kHzのTBSラジオ:良く聞こえました。

・短波放送
 方向が合えば聞こえました。

・FMラジオ放送
 80.0MHzのTOKYO FM:良く聞こえました。
 81.3MHzのJ-WAVE:良く聞こえました。
 82.5MHzのNHK-FM:良く聞こえました。

・120MHz帯エアバンド
 方向が合えば聞こえました(128.8MHzの羽田ATISも)。

・150MHz帯国際VHF
 方向が合えば聞こえました。

・アマチュアバンド
 方向が合えば少し聞こえました。

基本的にアンテナをV字型にして使いましたが、垂直に立てるよりも、水平に寝かせた方が受信感度が良くなる感じです。あと、かなり指向性があります。そのため、方向が合えばかなり高感度で受信出来ますが、方向が合わないと全く受信出来ません。こういう指向性の強いアンテナはフォックスハンティングや盗聴器の発見に威力を発揮しそうです。面白いアンテナです。

ハンディループアンテナ Field_ant SL-MK-5S

先日、無線受信趣味を始めてから、初めて秋葉原の無線関連ショップに行きました(笑)。今まで必要な受信機やアンテナなどは全部通販で購入していましたが、たまたま秋葉原に行く用事があったので、山本無線CQ-II店とロケットアマチュア無線本館に行ってみました。やはりショップで、たくさん展示してある無線機やアンテナを見ると心躍るものがありますね。

今急ぎで買わなければならないものは特になかったので製品を見るだけで帰るつもりでしたが、ロケットアマチュア無線本館でループアンテナを見つけて興味を持ちました。ループアンテナは指向性が高く、ノイズに強く、短波帯の受信にも使えそうな感じです。ただ、大きさはともかく、指向性の問題で設置が結構大変そうだったので、取り敢えず今回は初めてのループアンテナのお試しと言うことで、ループ直径17.5cmのハンディループアンテナとBNCJ-SMAP変換ケーブル(1m)を購入しました。なお、このハンディループアンテナのメーカーは不明です。手作り感があり(笑)、特に箱や説明書が何もなかったので、もしかするとロケットアマチュア無線本館のオリジナル製品かもしれません。

自宅に帰ってから、ALINCOのオールモードハンディ広帯域受信機「DJ-X11A」にこのハンディループアンテナを取り付けて受信してみました。ベランダに出て、色々な周波数で、手に持ったハンディループアンテナを色々な方向に向けて受信を試みました。結果は予想通り、ループアンテナは指向性が強いので、アンテナの方向が合えばかなりの受信能力を発揮するものの、方向が合わないと受信能力がかなり低下します。アンテナの方向が合えば、我が家ではなかなか受信出来ない128.8MHzの羽田ATISも受信出来ますが、アンテナの方向が合わなければラジオ放送の受信すら覚束無くなります。面白いアンテナです。

ループアンテナはこのように指向性が大変強いので、フォックスハンティングや盗聴器の発見に威力を発揮しそうです。または海や山で遭難した時にも、ループアンテナでラジオ放送などの電波を探知することによって、脱出する方向を推測することが出来そうです(たしか船舶用にループアンテナを利用した方向探知システムがあります)。

なお、ループアンテナを本格的に設置して色々な無線を受信する場合には、アンテナの方向を変えるローテーターなどがないと、毎回ベランダに出てアンテナの方向を調整することになります。我が家でのループアンテナ導入はまだまだ先になりそうです。

<追記>
5月28日日曜日にロケットアマチュア無線本館に再度行ったところ、同じハンディループアンテナが販売されており、それを見るとこのハンディループアンテナは「Field_ant」というメーカーの「SL-MK-5S」という製品であることが分かりました。よって、本記事のタイトルを「ロケットアマチュア無線本館オリジナルハンディループアンテナ」から「ハンディループアンテナ Field_ant SL-MK-5S」に変更しました。

Field_ant
http://www.purple.dti.ne.jp/fieldant/

<代表の独り言>
八木・宇田アンテナにも興味が出てきました。

マルチモードハンディ広帯域受信機 ALINCO DJ-X11A(エアバンド仕様)

以前からALINCO製のマルチモードハンディ広帯域受信機「DJ-X11」を持っておりますが、エアバンド(航空無線)の受信感度がALINCO製のハンディ広帯域受信機「DJ-X81」よりも劣っていると感じ、調べてみると、以下の情報が分かりました。

120/300MHz帯エアバンド受信専用モービルアンテナ ダイヤモンド D103
http://united-monarch.biz/wordpress/archives/4033

引用記事

DJ-X11はAGC(Automatic Gain Control)という機能が無効化されているため、AM音声の受信が聞き取りづらいという情報がありました。これは、ACARS(Aircraft Communications Addressing and Reporting System、エーカーズ)というエアバンドを受信して航空機の位置情報などを表示するPCソフトウェアがあり、このACARSの地図上に航空機の位置情報を表示するためには、受信機で受信した情報を解析(デコード)する必要があり、その解析率を上げるためにAGCを無効化しているそうです。そのため、ACARSは使わないが、エアバンドの音声をより受信したいというユーザーの要望に応じて、ALINCOではDJ-X11のAGCを有効化してAM音声を聞き取り易くし、周波数メモリーをエアバンド関連で網羅したエアバンド仕様の「DJ-X11A」という機種も販売しているそうです(ACARS用プロットデータの解析率は30%ほど劣るとのこと)。また、ALINCOにてDJ-X11をDJ-X11Aに改造するサービスも行っているそうです(有料)。DJ-X11をDJ-X11Aに有料で改造して貰うか、DJ-X11Aを追加購入するか、悩むところです。

という訳で、AGCを有効化したエアバンド仕様のDJ-X11Aを買ってしまいました! さっそくDJ-X11Aのレビューです。

DJ-X11とDJ-X11Aの外観は全く同じで、両機とも本体正面の製品名が「DJ-X11」と書かれており、見分けが付きません。バッテリーパックを外し、本体裏側(内部)の製品名を確認すると、DJ-X11Aの場合はちゃんと「DJ-X11A」と書かれているので、ここで見分けることが出来ます。

さて、エアバンドの受信感度の違いについての比較実験です。同一のアンテナをダイヤモンド(第一電波工業)の受信用分配器/混合器「SS500」でDJ-X11とDJ-X11Aに分配接続し、同一周波数を受信して比較しました。当初、DJ-X11Aの受信感度がSメーターで1.5メモリくらい上との結果が出ましたが、本体設定を確認すると、DJ-X11のスケルチ設定が「5」でDJ-X11Aが「3」でした。スケルチ設定やアッテネータ設定などを全て同じにしたところ120MHz帯のエアバンド、144/430MHz帯のアマチュアバンドの受信感度はほぼ同じ結果となりました。しかし、128.8MHzの羽田ATISについては、DJ-X11では聞き取れず、DJ-X11Aではなんとか聞き取れました。

あと、AMラジオ放送(810kHzのAFN、954kHzのTBSラジオ)を受信すると、受信感度は同じですが、同じ音量設定であるにもかかわらず、DJ-X11Aの方が大きな音量で聞こえました。DJ-X11の音量「20」とDJ-X11Aの音量「15」で同じくらいの大きさの音がスピーカーから聞こえます。FMラジオ放送(80.0MHzのTOKYO FM、81.3MHzのJ-WAVE)は同じ受信感度で同じ音量で聞こえました。やはりDJ-X11Aはエアバンドでも使われるAM型式の音声復調の能力が高いようです。

短波放送の受信においても、電波型式がAMなので、DJ-X11Aの方が大きな音で復調されていますが、受信感度自体は同じで、Sメーターの振れ方も同じでした。ただ、スピーカーから聞こえる音声は、DJ-X11はマイルドで、DJ-X11Aはやや尖っている感じがします。

結論から言うと、AM型式の電波についていえば、同じ音量設定でもDJ-X11よりDJ-X11Aの方が大きな音で聞こえ、DJ-X11で受信用プリアンプが必要な状態でも、DJ-X11Aならばそのまま聞こえる感じです。あと、DJ-X11AはDJ-X11よりも受信感度が少し良いみたいで、同じスケルチ設定にすると、DJ-X11Aは少し雑音を拾いやすい傾向があります(特に144/430MHzのアマチュアバンド)。

今回の比較で実感したのは、スケルチ設定の重要性です。一度スケルチ設定をするとあとはそのままのことが多かったのですが、受信の都度、状況に合わせてスケルチを調整することの重要性を認識しました。各種無線や短波放送、ラジオ放送の受信を楽しむ時には、スケルチを上手く調整しましょう! 雑音が多くても構わなければ、スケルチ調整でかなり受信出来るようになります。

エアバンド仕様の「DJ-X11A」、エアバンドに限らず、AMラジオ放送や短波放送など、AM型式の音声を受信する場合は確かに効果があると思います。

エアバンド専用受信機 アジア通信工業(シグナル・コミュニケーション) R-535

最近、私がエアバンドの受信に興味を持っていることを知った知人が、エアバンド専用受信機を貸してくれました。かつてアジア通信工業という会社が販売していた、シグナル・コミュニケーション製「R-535」というエアバンド専用受信機です。ハンディ機と聞いていたのですが、持ってきてくれたものを見ると、弁当箱のようなサイズです。外観もかなりレトロな感じがします。ハンディ機と言うよりもポータブル機という呼び方がぴったりの感じです。携帯用の黒い革カバーが被せてあり、フロント操作部だけが露出する感じになっています。

あと、エアバンド専用アンテナも貸してくれました。これもなかなか古い製品で、川崎電子製のVHFエアバンド専用アンテナ「KH-42A」というもので、124MHz帯に特化したアンテナです。現在では製造終了しているようで、代わりに超高感度使用目的別受信アンテナ「KH-42AL」という製品が製造されているようです。

ずいぶんレトロな製品を貸してくれたなと思いつつ、受け取りをした街中の喫茶店の外でアンテナを装着して128.8MHzの羽田ATISを受信してみたところ、普通のラジオ放送と変わらないレベルで音声が聞こえたのでびっくりしました! さすがにエアバンド受信専用機と銘打つだけあります。専用機に専用アンテナ、この組み合わせは最強だと思いました。

なお、自宅に持ち帰り、ダイヤモンド(第一電波工業)のエアバンド受信専用モービルアンテナ「D103」を接続してエアバンドの受信をしましたが、受信感度自体はALINCO製オールモードハンディ広帯域受信機「DJ-X11」とあまり変わりませんでした。ちょっとがっかり。マンション4階のベランダにアンテナを設置しておりますが、自宅の電波受信状況はあまり良くないようです・・・。しかし、「R-535」の内蔵スピーカーから聞こえる音声は柔らかでかなり聞きやすい状態でした。

アジア通信工業(シグナル・コミュニケーション)のエアバンド専用受信機「R-535」と川崎電子製のVHFエアバンド専用アンテナ「KH-42A」は、もう暫く借りて、他の受信機との受信感度の違いなどを検証したいと思います。

<後日談>
ダイヤモンド(第一電波工業)のエアバンド受信専用モービルアンテナ「D103」を使い、「R-535」、「DJ-X11」、「DJ-X11A(エアバンド仕様)」のエアバンド受信比較を行いました。結果は、一位が「R-535」で受信感度、了解度ともに高く、二位が「DJ-X11A(エアバンド仕様)」、三位が「DJ-X11」でした。R-535で受信中の周波数をDJ-X11AやDJ-X11で受信して、スケルチを調整して同じくらいの了解度にしようと試みましたが、R-535では聞き取れる周波数が、DJ-X11AやDJ-X11では受信は出来るけど聞き取りづらい状態でした。DJ-X11AにAORのVHFエアーバンドフィルター「ABF128」を付けてもR-535にはかないませんでした。エアバンド受信専用機の能力は大したものです。

<代表の独り言>
レトロとか古くさいとか書きましたが、調べてみると「R-535」は名機と名高いエアバンド専用受信機のようで、今でもこの受信機のファンが多いみたいです。どうやら知人はとっておきの受信機を私に貸してくれたようですね。感謝です。