ロケットアマチュア無線本館オリジナルハンディループアンテナ

先日、無線受信趣味を始めてから、初めて秋葉原の無線関連ショップに行きました(笑)。今まで必要な受信機やアンテナなどは全部通販で購入していましたが、たまたま秋葉原に行く用事があったので、山本無線CQ-II店とロケットアマチュア無線本館に行ってみました。やはりショップで、たくさん展示してある無線機やアンテナを見ると心躍るものがありますね。

今急ぎで買わなければならないものは特になかったので製品を見るだけで帰るつもりでしたが、ロケットアマチュア無線本館でループアンテナを見つけて興味を持ちました。ループアンテナは指向性が高く、ノイズに強く、短波帯の受信にも使えそうな感じです。ただ、大きさはともかく、指向性の問題で設置が結構大変そうだったので、取り敢えず今回は初めてのループアンテナのお試しと言うことで、ループ直径17.5cmのハンディループアンテナとBNCJ-SMAP変換ケーブル(1m)を購入しました。なお、このハンディループアンテナのメーカーは不明です。手作り感があり(笑)、特に箱や説明書が何もなかったので、もしかするとロケットアマチュア無線本館のオリジナル製品かもしれません。

自宅に帰ってから、ALINCOのオールモードハンディ広帯域受信機「DJ-X11A」にこのハンディループアンテナを取り付けて受信してみました。ベランダに出て、色々な周波数で、手に持ったハンディループアンテナを色々な方向に向けて受信を試みました。結果は予想通り、ループアンテナは指向性が強いので、アンテナの方向が合えばかなりの受信能力を発揮するものの、方向が合わないと受信能力がかなり低下します。アンテナの方向が合えば、我が家ではなかなか受信出来ない128.8MHzの羽田ATISも受信出来ますが、アンテナの方向が合わなければラジオ放送の受信すら覚束無くなります。面白いアンテナです。

ループアンテナはこのように指向性が大変強いので、フォックスハンティングや盗聴器の発見に威力を発揮しそうです。または海や山で遭難した時にも、ループアンテナでラジオ放送などの電波を探知することによって、脱出する方向を推測することが出来そうです(たしか船舶用にループアンテナを利用した方向探知システムがあります)。

なお、ループアンテナを本格的に設置して色々な無線を受信する場合には、アンテナの方向を変えるローテーターなどがないと、毎回ベランダに出てアンテナの方向を調整することになります。我が家でのループアンテナ導入はまだまだ先になりそうです。

<代表の独り言>
八木・宇田アンテナにも興味が出てきました。

144/430MHz帯高利得2バンドモービルアンテナ ダイヤモンド SG7900

ALINCO製ハンディ広帯域受信機「DJ-X7」、「DJ-X81」、「DJ-X11」、「DJ-X11A」でのアマチュアバンドの受信感度向上を目指して、ダイヤモンド(第一電波工業)の144/430MHz帯高利得2バンドモービルアンテナ「SG7900」を購入しました。

実は144/430MHz帯アマチュアバンドの受信用として、ダイヤモンド(第一電波工業)の144/430MHz帯マグネットマウントアンテナ「MR77B」を既に持っておりますが、通常はAORの広帯域受信用モービルアンテナ「MA500」をメインで使っておりました。これでもほぼ不自由なく受信出来ておりましたが、ダイヤモンド(第一電波工業)の製品カタログを見ていた時にこのアンテナを発見、利得を見ると「MR77B」の倍くらいの受信能力がありそうなので、購入することにしました。各アンテナの主要スペックの違いは以下の通り。

・MA500
 全長:0.7m
 重量:630g(マグネット基台込み)
 利得:0dB

・MR77B
 全長:0.5m
 重量:400g(マグネット基台込み)
 利得(430MHz):3.4dBi

・SG7900
 全長:1.58m
 重量:600g(アンテナのみ)
 利得(144MHz):5.0dB
 利得(430MHz):7.6dB

SG7900」は利得も長さも重量も圧倒的です(笑)。届いたアンテナを組み立てると、長さはApexRadioの長中短波受信用アンテナ「303WA-2」よりは短いのですが、アンテナ下部がかなり太く、重量もあります。そのため、既存のダイヤモンド製コンパクト強力マグネットベース「MR5A」では倒れないか心配になり、このアンテナのためにダイヤモンドの強力マグネットベース「SPM35」を追加購入したくらいです。それでも「SPM35」で保証されるアンテナの全長や重量をかなりオーバーしているので、車に取り付けてのモービル運用は出来ません。自宅ベランダにそっと立てておくか、ドライブ先の駐車場で停車状態の時に立てるのが精一杯です。

さて、肝心の受信能力についてですが、まだ正確な検証は出来ていません。ただ、今までは遠くても東京都大田区、茨城県古河市までしか受信出来ていませんでしたが、この「SG7900」を設置したところ、群馬県前橋市(赤城山)、栃木県佐野市、栃木県足柄市、東京都八王子市、東京都西多摩郡奥多摩町の交信も聞こえるようになりました。たまたま交信がある時に受信出来ただけかもしれません。これから他のアンテナと交換してどこまで受信出来るのか検証したいと思います。

なお、「SG7900」は144/430MHz帯専用アンテナなので、他の周波数はあまり期待出来ません。ダイヤモンドのエアバンド受信専用アンテナ「D103」と比べると、エアバンドの受信は少しは出来るものの、受信能力はかなり低めです。やはり何でもかんでも受信とはいかないようです。これからの検証が楽しみです。

<代表の独り言>
SG7900」はアンテナ単体なので、別途基台が必要です。

短波受信用ハイパスフィルター ApexRadio HPF2050

ALINCO製ハンディ広帯域受信機「DJ-X7」、「DJ-X81」、「DJ-X11」、「DJ-X11A」での短波放送の受信感度向上を目指して、ApexRadioの短波受信用ハイパスフィルター「HPF2050」を購入しました。

HPF2050」は、アンテナと受信機の間に取り付けるフィルターで、短波帯受信の際に影響を及ぼすことのある中波帯以下の信号を大幅に減衰させることができるそうです。主なスペックは以下の通りです。

カットオフ周波数:約2000kHz
減衰量(1500kHz):50dB
減衰量(1000kHz):60dB
その他:フィルターをオン/オフするスイッチ付き

早速、「DJ-X11A」に「HPF2050」を装着し、フィルターオフの状態で色々な周波数を受信した後、フィルターオンにすることによって受信感度がどのように変わるかを確認してみました。結果は以下の通りです。

・AMラジオ放送
 594kHzのNHKラジオ第1:受信不可。
 693kHzのNHKラジオ第2:受信不可。
 810kHzのAFN:受信不可。
 954kHzのTBSラジオ:受信不可。

・短波放送
 3.945MHzのラジオNIKKEI 第2放送:良く聞こえました。
 6.055MHzのラジオNIKKEI 第1放送:良く聞こえました。
 9.585MHzのKBSワールドラジオ日本語放送(韓国):良く聞こえました。
 11.685MHzの北朝鮮(?)の放送:Sメーターで約半分の受信感度になりました。

・FMラジオ放送
 80.0MHzのTOKYO FM:良く聞こえました。
 81.3MHzのJ-WAVE:良く聞こえました。
 82.5MHzのNHK-FM:良く聞こえました。

・120MHz帯エアバンド
 良く聞こえました。

・144MHz帯アマチュアバンド
 良く聞こえました。

・430MHz帯アマチュアバンド
 Sメーターで約半分の受信感度になりました。

この結果を見ると、一部の短波放送が減衰されているのが気になりますが、AMラジオ放送が完全にカットオフされて、概ねスペック通りに減衰しているようです。なぜか430MHz帯アマチュアバンドも減衰されていますが、無線に詳しい知人によると、本フィルターは短波受信用のフィルターなので、短波帯以外が減衰されてしまうのは動作としては問題ないとのことでした。

私の受信環境では「HPF2050」を使用しても短波放送の受信感度はあまり変わりませんでしたが、これは幸いにも他の電波の干渉を受けていないということなのでしょう。今後、短波放送受信時には一応「HPF2050」をフィルターをオフの状態で装着しておき、雑音が多い時にフィルターをオンにしてみようと思います。

VHFエアバンドフィルター AOR ABF128

ALINCO製ハンディ広帯域受信機「DJ-X7」、「DJ-X81」、「DJ-X11」、「DJ-X11A」でのエアバンド(航空無線)の受信感度向上を目指して、AORのVHFエアバンドフィルター「ABF128」を購入しました。

ABF128」は、アンテナと受信機の間に取り付けるフィルターで、90MHz以下の放送周波数と172MHz以上のテレビ放送の周波数に対して40dBmの減衰を行い、108MHz-136MHzのVHF帯エアバンドの受信を抑圧されないようにするものです。簡単に言えば、エアバンド以外の邪魔な電波を遮断してくれるフィルターです。主なスペックは以下の通りです。

周波数範囲:108MHz-136MHz
減衰量(0.3MHz-75MHz):最低40dB
減衰量(175MHz-400MHz):最低40dB

早速、「ABF128」を「DJ-X11A」を装着し、「ABF128」未装着の「DJ-X11」と同じ周波数を受信して、受信感度の違いを確認してみました。結果は以下の通りです。

・AMラジオ放送
 594kHzのNHKラジオ第1:受信不可。
 693kHzのNHKラジオ第2:受信不可。
 810kHzのAFN:受信不可。
 954kHzのTBSラジオ:ぎりぎり受信はするけど聞き取り不可。

・短波放送
 3.945MHzのラジオNIKKEI 第2放送:受信不可。
 6.055MHzのラジオNIKKEI 第1放送:受信不可。

・FMラジオ放送
 80.0MHzのTOKYO FM:良く聞こえました。
 81.3MHzのJ-WAVE:良く聞こえました。
 82.5MHzのNHK-FM:良く聞こえました。

・120MHz帯エアバンド
 良く聞こえました。

・144MHz帯アマチュアバンド
 Sメーターで約半分の受信感度になりました。

・430MHz帯アマチュアバンド
 受信不可。

この結果を見ると、確かにスペック通りに減衰しているようです。私の受信環境では「ABF128」を装着してもエアバンドの受信感度は変わりませんでしたが、これは幸いにも他の電波の干渉を受けていないということなのでしょう。「ABF128」は外出先でのエアバンド受信で、他の電波が強い時などに威力を発揮しそうです。

マルチモードハンディ広帯域受信機 ALINCO DJ-X11A(エアバンド仕様)

以前からALINCO製のマルチモードハンディ広帯域受信機「DJ-X11」を持っておりますが、エアバンド(航空無線)の受信感度がALINCO製のハンディ広帯域受信機「DJ-X81」よりも劣っていると感じ、調べてみると、以下の情報が分かりました。

120/300MHz帯エアバンド受信専用モービルアンテナ ダイヤモンド D103
http://united-monarch.biz/wordpress/archives/4033

引用記事

DJ-X11はAGC(Automatic Gain Control)という機能が無効化されているため、AM音声の受信が聞き取りづらいという情報がありました。これは、ACARS(Aircraft Communications Addressing and Reporting System、エーカーズ)というエアバンドを受信して航空機の位置情報などを表示するPCソフトウェアがあり、このACARSの地図上に航空機の位置情報を表示するためには、受信機で受信した情報を解析(デコード)する必要があり、その解析率を上げるためにAGCを無効化しているそうです。そのため、ACARSは使わないが、エアバンドの音声をより受信したいというユーザーの要望に応じて、ALINCOではDJ-X11のAGCを有効化してAM音声を聞き取り易くし、周波数メモリーをエアバンド関連で網羅したエアバンド仕様の「DJ-X11A」という機種も販売しているそうです(ACARS用プロットデータの解析率は30%ほど劣るとのこと)。また、ALINCOにてDJ-X11をDJ-X11Aに改造するサービスも行っているそうです(有料)。DJ-X11をDJ-X11Aに有料で改造して貰うか、DJ-X11Aを追加購入するか、悩むところです。

という訳で、AGCを有効化したエアバンド仕様のDJ-X11Aを買ってしまいました! さっそくDJ-X11Aのレビューです。

DJ-X11とDJ-X11Aの外観は全く同じで、両機とも本体正面の製品名が「DJ-X11」と書かれており、見分けが付きません。バッテリーパックを外し、本体裏側(内部)の製品名を確認すると、DJ-X11Aの場合はちゃんと「DJ-X11A」と書かれているので、ここで見分けることが出来ます。

さて、エアバンドの受信感度の違いについての比較実験です。同一のアンテナをダイヤモンド(第一電波工業)の受信用分配器/混合器「SS500」でDJ-X11とDJ-X11Aに分配接続し、同一周波数を受信して比較しました。当初、DJ-X11Aの受信感度がSメーターで1.5メモリくらい上との結果が出ましたが、本体設定を確認すると、DJ-X11のスケルチ設定が「5」でDJ-X11Aが「3」でした。スケルチ設定やアッテネータ設定などを全て同じにしたところ120MHz帯のエアバンド、144/430MHz帯のアマチュアバンドの受信感度はほぼ同じ結果となりました。しかし、128.8MHzの羽田ATISについては、DJ-X11では聞き取れず、DJ-X11Aではなんとか聞き取れました。

あと、AMラジオ放送(810kHzのAFN、954kHzのTBSラジオ)を受信すると、受信感度は同じですが、同じ音量設定であるにもかかわらず、DJ-X11Aの方が大きな音量で聞こえました。DJ-X11の音量「20」とDJ-X11Aの音量「15」で同じくらいの大きさの音がスピーカーから聞こえます。FMラジオ放送(80.0MHzのTOKYO FM、81.3MHzのJ-WAVE)は同じ受信感度で同じ音量で聞こえました。やはりDJ-X11Aはエアバンドでも使われるAM型式の音声復調の能力が高いようです。

短波放送の受信においても、電波型式がAMなので、DJ-X11Aの方が大きな音で復調されていますが、受信感度自体は同じで、Sメーターの振れ方も同じでした。ただ、スピーカーから聞こえる音声は、DJ-X11はマイルドで、DJ-X11Aはやや尖っている感じがします。

結論から言うと、AM型式の電波についていえば、同じ音量設定でもDJ-X11よりDJ-X11Aの方が大きな音で聞こえ、DJ-X11で受信用プリアンプが必要な状態でも、DJ-X11Aならばそのまま聞こえる感じです。あと、DJ-X11AはDJ-X11よりも受信感度が少し良いみたいで、同じスケルチ設定にすると、DJ-X11Aは少し雑音を拾いやすい傾向があります(特に144/430MHzのアマチュアバンド)。

今回の比較で実感したのは、スケルチ設定の重要性です。一度スケルチ設定をするとあとはそのままのことが多かったのですが、受信の都度、状況に合わせてスケルチを調整することの重要性を認識しました。各種無線や短波放送、ラジオ放送の受信を楽しむ時には、スケルチを上手く調整しましょう! 雑音が多くても構わなければ、スケルチ調整でかなり受信出来るようになります。

エアバンド仕様の「DJ-X11A」、エアバンドに限らず、AMラジオ放送や短波放送など、AM型式の音声を受信する場合は確かに効果があると思います。